🌿【Soil Associationとは?】
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設立:1946年(イギリス)
→ 世界で最も歴史あるオーガニック認証団体のひとつ -
本拠地:イギリス・ブリストル
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目的:単なるオーガニック製品の認定にとどまらず、持続可能な農業、土壌の保全、環境保護、健康的な生活の推進を理念として活動
🏆【Soil Association認証のすごさ 5選】
① 世界最高クラスの厳格な基準
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合成香料・着色料・保存料 → 完全禁止
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GMO(遺伝子組み換え) → 絶対に禁止
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ナノ粒子、石油由来成分、パラベン、SLS、合成界面活性剤 → 禁止
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精油・化粧品においても**「水を除く成分の95%以上がオーガニック」でなければ認証不可**
② 農法・生産者・製造工程すべてが審査対象
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単なる「成分検査」だけでなく、
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農場の土壌管理
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農薬の使用歴
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製造施設の衛生管理
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環境への影響評価 までが対象
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③ 動物福祉・倫理面のリーダー
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動物実験禁止はもちろん、製品の「クルエルティフリー認証」としても業界で高評価
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製品が自然や動物に与えるインパクトを総合的に評価
④ 認証後も年1回以上の定期監査
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認証を取得して終わりではなく、毎年更新のための現地審査が必要
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偽装や基準逸脱があった場合には即時に認証が取り消される厳しさ
⑤ COSMOS認証の中でも最も厳格
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現在は欧州共通基準COSMOSに統合されており、
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Soil Associationは「COSMOS ORGANIC」認証を発行可能
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COSMOSの中でもSoil Associationは独自基準が最も高いと専門家の間でも評価されている
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🔍【他の主要オーガニック認証との比較】
認証名 | 国・団体 | 厳しさ | 対象 | コメント |
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Soil Association | イギリス | 🏆最も厳格 | 農産物・化粧品・精油・食品 | 環境・倫理・工程すべてにおいて厳格 |
ECOCERT | フランス | 厳しい | 精油・化粧品・農産物 | 国際的流通量No.1、コスメや精油業界で主流 |
USDA Organic | アメリカ | 厳格 | 食品・農産物中心 | 精油にも使われるが、製造工程の環境評価は比較的緩い |
Demeter | ドイツ | 非常に厳しい(特殊) | バイオダイナミック農産物 | 宇宙・自然との調和を重視、一般的でない |
JAS(日本) | 日本農林水産省 | 比較的緩め | 食品・農産物中心 | 精油や化粧品への対応が不十分 |
✅【まとめ】
Soil Associationは、オーガニック認証の中でも「品質・倫理・持続可能性・審査の厳格さ」のすべてにおいて最高クラスの水準を誇ります。
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「環境」「健康」「動物福祉」「倫理」「製造工程」すべてを総合的に評価する点が特に際立っています。
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その分、取得には高いコストと労力がかかるため、Soil Associationのマークがある製品=本気のオーガニックブランドと見て間違いありません。